さて、久しぶりの山田くん著書「パズル」の登場です!
なんだかんだ言いながらも彼の著書が自室に置いてあるのは何故だろう?自問しながらもつい、さらりと読むのに打って付けの作品!というわけで、能天気に読み始めてしまうのであった・・・。
「パズル」・・・エリート進学校の高校に通う3年A組の担任教師が、校舎に侵入した武装犯人グループに人質に囚われてしまった・・さあ大変!
A組の生徒達は、嫌われ担任を救うべく、校舎にばらまかれた2000ピースのパズルを48時間以内に探し出し完成させなければならない。
果たして先生を救うことができるだろうか?
パズルを完成させることができるだろうか?
勉強ばかりで、ろくに友だちもいない親の言いなりなヤツらが勢揃いのA組生徒たち、クラスが一体となって、とにかくまとまることから始めなければ、何もすることが出来ない。
理屈ばかりが先行するような若者でも、他人同士、ライバル同士が協力し合い無心になって何かに没頭する姿を想像するのは、多少愉快な気分ではあった。
主人公でリーダー的存在の少年の純粋さが唯一の救いでもある。自分の道を自分の足で歩きたい・・・と願う自己の欲望。
きっとそんな小さな思いや親への反抗心が、大人へと自立し成長させるのであろう。
そんな彼の姿が清々しくもあった。
若干、強引に畳み掛けるような・・尻すぼみのストーリーの気もするが、無難な結末を迎えた感じ。
サクサク読みながらも、実は買い置きしてある犬のビーグル犬の1000ピースのパズルがやりたくてしょうがない衝動に駆られ、妙な気分になった。
この思いを理解できる人間が存在するのだろうか?
だとすれば、小さな幸せを感じるだろう。
ゲーム感覚の1冊。
エリート高校生たちと一緒に挑戦してみてはいかが?