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雑板屋の脳内思考

映評・書評のブログです
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「ぼくは偏食人間」中島義道
【マジョリティからのズレ者の味方】

哲学者中島義道氏の著書「ぼくは偏食人間」
中島氏の著書はコレが2冊目。

本書のまえがきから、またしてもツボにくる、なんともまぁ様々な氏の激しい偏食ぶり=音・照明・言葉・態度・性愛・男・女・組織・・・ありとあらゆる偏食が窺えて非常に面白かった。

1年を通して日記風に書かれた日々の出来事・・・。
読みながら何度笑いが漏れたことか・・。
氏には悪いが、とことん面白かった。
一読者として隅々まで非常に興味深く読ませていただいた。

元々中島氏は、音と照明と戦ってきた、いや今でも戦う哲学者だ。
その執拗で激しい抗議の様はこの著書からも、恐ろしいほど伝わってくる。
トラブルや対立が街の陰に潜むのを、固唾を呑んで見守るような気持ちだった。

出版社や担当者とのやり取りも見逃せない。
中島氏の著書がどちらの出版物なのか、これまでそれほど気にもしなかったことがつい気になってしまう。
中島氏の読者としては、平和に世の中に氏が子供(著書)を生み出し、平和に育ち成人してくれればいいと願う。

また物書きとしての氏の感性(出来上がった著書を眺め倒し、そばに置くその行為)が微笑ましくもあり、嬉しくもある。
氏は書くことがやはり好きなのだ!とも思えたから。

様々な物事にに雑食でありながら、実は複雑な私の偏食ぶりは、何も食べ物だけに偏っているわけではなく、氏と共通の項がある。
初めて触れた氏の著書で、その匂いを嗅ぐことができた。

マジョリティからのズレ者であっても、それを直すことはするなと・・それを伸ばせと微笑むその優しさが好きなのだ。
氏のたくましさが、自己への励みとなるわけだ。

そんな中島氏の著書「ぼくは偏食人間」・・・肉を食べない私には大いに刺激的で大胆で意義のある1冊だった。

ぼくは偏食人間

| ゆきち | 哲学 | 04:29 | comments(0) | trackbacks(1) |
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