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雑板屋の脳内思考

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「世田谷一家殺人事件〜侵入者たちの告白〜」齊藤 寅
【犯行現場の視線が・・・】

‘世田谷一家殺人事件’・・・2000年暮れに世田谷で起きた一家惨殺の事件は、その内容を知る者に不気味な恐怖を与えた。
事件発生後からできるだけ自分なりに事件報道には目を向けてきたつもりだし、未だに未解決なこの大事件を忘れることは無い。

多くの指紋を残しながら、何故犯人は捕まらないでいるのか?

発売当初から何かと話題の本書は、自身も興味があり、いずれ読むつもりでいた。

事件の風化を阻止しようとする心意気と、真実を突き詰めようとするジャーナリズムには大賛成ではある。が・・。

正直、途中から読む気力が萎えた。

理由は著者の言葉で語られる犯行現場の詳細。
脚色の濃い内容で、読みながら困惑と怒りの感情が混在。
ノンフィクションで、これでは・・・と。
いかにもチープな警察小説を読んでいるかのような錯覚さえ・・。

これまでも好んでノンフィクションは読んできたけれど、自己陶酔気味な脚色交じりでは、信憑性に欠け、全てが虚構のように感じてしまう。

この1冊が大きく事件解決・犯人逮捕に繋がるほど奉仕できるとも思わないし、現に何にも・・事件は未解決のままだ。

確かに‘クリミナル・グループ’なるもの存在自体は恐怖だ。
平和ボケしている日本人を目にすれば憎悪も湧くかも知れない。カネが目的、カネが全て・・だという個人の価値。
命に何の重みも感じない冷酷さ。
そんな得体の知れない人間が身近に、間近に迫ろうものなら、恐ろしくて仕方が無い。
ここ近年の想像を絶する少年犯罪の増加といい‘日本は安全である’なんて言われたのも遠い過去のように感じる。

少しでも事件に、本書に、興味のある方には1度は読んでみることをお勧めする。

世田谷一家殺人事件「世田谷一家殺人事件〜侵入者たちの告白〜」齊藤寅
| ゆきち | ノンフィクション | 00:19 | comments(0) | trackbacks(2) |
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