【確かに虚しい・・・】
プロの犯罪者、鉤崎シリーズの第三弾。
タイトルのごとく、今回の鉤崎の仕事内容は虚しい。
過去の仕事仲間の尻拭い的な清掃に追われ、自分の身には何も残らないような残飯処理。
御馬鹿なヤツらと仕事を組むというのは、何がしかの負担がかかるというものだ・・・。
平素からクールで無表情な鉤崎が、巻き込まれ型の犯罪に触れてしまい、自己を抑圧しながらも、御馬鹿なヤツらにお付き合いし、いかにしてその利益を得るのか?
後半・終盤に面白さが満載。
ニュージーランドから強烈な爆弾マニアのキャラが登場し、話は一気に加速をつけて大盛り上がりを見せる。
このあたりで、やはり声に出る笑いも抑えられなくなるのだが・・・。
結末は気分上々のままに終結し、次なる鉤崎の活躍が楽しみである。
もっとも虚しい仕事
もっとも虚しい仕事 ブラッディースクランブル